「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

ベースさえあれば他に何もいらない

 こんにちは、作曲家のペンギンスです。昨日のドラムに続いてベースの話でもしたいと思います。雑談です。
 子供心にドラムが嫌いだったという話をしましたが、その点でいうと僕はわりと最初からベースが好きでした。いくつか理由があると思うのですが、まず第一にベースは基本的に歪(ひず)んでいないというのが大きかったですね。ギターはディストーションの音が子供の頃とても怖くて、なんだこれはという感じだったのですが、ベースは低音が心地よいし丸くてしなやかな音だなと思って第一印象がとても良かった記憶があります。あともうひとつは子供の頃エレクトーンで育ったので、「低音を担う単音楽器」というのがエレクトーンの足鍵盤の役割とオーバーラップして素直に受け入れやすかったのだと思います。
 そんなベースですが、僕は自分でアレンジするときにはベースラインをむちゃくちゃ重視します。ドラム打ち込んでベースラインまでできたらもう出来た気がするくらいです。僕の手グセがどうしても分数コードになっていて、コードのルート音ではない音にベースラインが行く進行が多いので、ベースラインを正確に作らないとコードワークの意味が伝わらないんですね。なのでコーライトするときもベースラインだけ気に入らなくてMIDIでもらって直してしまうこともたまにあります。
 最近の洋楽だととにかくキックの音色が全てで、あとはボーカルとコーラスだけでほぼ全てが作られているR&Bも多いですが、僕はドラムよりもベースが大事派です。ベースさえあれば他に何もいらない!

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【次回予告】
次回は「ポップス宗教戦争-ギターで曲作るやつ vs 鍵盤で曲作るやつ」です。(タイトル長い)