「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

作家対談企画・with永野小織「コーライトは「愛」にこだわりたい」第3回「コーライトは成果のためだけじゃなく成長のためにも効果的(内山)」

Vol.3「コーライトは成果のためだけじゃなく成長のためにも効果的(内山)」


永野「あーー なるほど。一人で全部できるべき、、の考えももちろんあるし、私もアレンジやるときもあるし、できないポジションは作りたくないって気持ちはあります。
   でもコーライトしたから成長できたことって本当にたくさんあります。学べることが多くて絶対成長速度早い。で、できることが増えてさらに楽しい!ってなる。」

内山「だって、2年前にできなかったことが今できているって、それ完全にコーライトのおかげだものね。
   何ができるようになったんだろうね?歌詞、という話はあったけれど。」

永野「何から何まで、、 最初のデモなんて本当にひどかったですし。もちろんコンペに出せるレベルじゃないし、歌にハモという概念ないし。みたいな。メロ、歌詞、アレンジ 全部ですね。いろんな仮歌さんの歌をエディットするたびにうまい歌とは、ってのも少しずつわかってくるし、そもそもロックやPOPSしか聞いてなかったから聞く音楽の幅も広がりますし。」

内山「わかる。なんかさ、アマチュアとプロの差が出る場所って決まってるよね。歌まわりとMIXじゃない?コーラスアレンジとボーカルディレクションとMIX特に低域とボーカルさえ処理すればアマチュアのレベルは脱せる気がする。ミュージシャンって、意外と歌をおろそかにするからw

永野「そうかも!歌、めっちゃ大事です。とくにリズム感。リズムはやはり直すのに限界ありますよね。ミックスもこもっちゃってたら全然聞こえ違いますもんね。。」

内山「わかるわー。でも本当に面白い出会いですね。さおちゃんとコーライト。あきらめるつもりが、逆に目覚めるという。ってことは、本当に目覚めたんだろうねw 先入観の中ではあきらめるつもりだったんだから、それで目覚めたということは本物の覚醒だと思うw

永野「言われて気付いたけどほんとそうかもですね笑 もともと、アーティストタイプじゃないので、自分がやりたいのはこれなんだ!っていう感じではなく、あ、それもいいね、あれもいいね、って受け入れるタイプなので、コーライトが向いてたんでしょうね。」

内山「そうか!その、あまりがっついた気待ちが無かったという事が逆に。おもしろいなー。ちょっとどうしても聞きたいのだけど、ClariSなどでおなじみ盟友長沢知亜紀とのコーライトのきっかけは?そしてそこで何が変わったの?」

永野「長沢さんとは、山口ゼミ9期という同じタイミングで入りました。本当にたまたま同い年で、お互い会社員で、という。でお互い最初はアレンジやミックスできなかったのでトップライナーとして活動することが多かったため、ゼミ中はコライトしてなかったと思います。
  でも境遇が似てるので、曲やアレンジの知識の共有や、日ごろの恋の相談などw 本当にずっと話してましたね。」

内山「恋www」

永野「何百回としてますねwww で、CWFに入ってから、アレンジとかできるようになりたいし、試聴会で、これ誰がトラックつくったの?って言わせたいよね、となり。一緒にやってみよう!とコライトし始めました。」

内山「ああ!まじか!そこからトラックやったの!それで編曲取れるのは本当すごい。

永野「長沢さんはピアノが本当にすごいので、その力がめっっっちゃ大きいというのが正直なところですが、お互いアレンジに苦手感がある中で一緒に頑張れたってのは良かったと思います。」

内山「コーライトって、成果のために効果的だとは思ってたけど、成長のためにも効果的なんだね。これは今日のメインテーマかもしれないですね。」