「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

ONE LOVE ONE HEART「パレードはやめた」配信スタートです。

こんにちは、作曲家のペンギンスです。
危険な暑さが続きますがいかがお過ごしでしょうか。
みな無事に健康に。

さて、きょうからONE LOVE ONE HEARTさんの「パレードはやめた」

配信スタートです!

素晴らしいビジュアルに言葉を失いました。
いやー最高です・・・

「パレードはやめた」ONE LOVE ONE HEART
作詞・作曲:Kaz Kuwamura/ペンギンス/永野小織
編曲:ペンギンス
コーラス:Kaz Kuwamura
ギター:永野小織

各種配信サービスで楽しめます。

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僕がトラックメーカーとしてセッション形式でつくった曲なのですが、自分のやりたいサウンドを全面的に出しながらそこにクリエイティブなコンセプトが加わり、さいこーなコーラスワークとギターで彩ってくれて、ディスカッションも盛り上がり、なんというか曲をつくるなら毎回こんなふうに作りたい、そう思える最高に素敵な1曲です。

OLOHメンバーの皆さんのボーカルも素晴らしく、TD(ミックス)作業ではそれを最大限に活かすバランスに工夫をこらしたのも良い思い出です。

ほんとにリリースが楽しみでした。ぜひきいてくださいませ。
リスン!

22/7(ナナニジ)ユニットに2曲楽曲提供しました!

おはようございます、作曲家のペンギンスです。

本日発売の22/7(ナナブンノニジュウニ、ナナニジ)9thシングルに、カップリング楽曲を2曲、提供させていただきました!

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「君は誰だ(ユニット:晴れた日のベンチ)」
作詞:秋元康
作曲:ペンギンス/永野小織/大凪樹/minom
編曲:大凪樹

永野小織さん、大凪樹さん、mninomさんとのコーライトです。Drum'n Bass的なかっこよさのあるなかなか激しくてスリリングな1曲に仕上がっていると思います。

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「カントリーガール(ユニット:気の抜けたサイダー)」
作詞:秋元康
作曲:ペンギンス/長沢知亜紀/カトウリョータ 
編曲:カトウリョータ 

長沢知亜紀さん、カトウリョータさんとのコーライトです。タイトル通り、カントリーミュージックをリスペクトした1曲です。秋元さんの歌詞では、カントリーは別の意味に・・・!?

サブスクのSpecial Editionでは2曲とも聴くことができます。
ぜひ聴いてみてください!

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1000曲。

おはようございます、作曲家のペンギンスです。

毎年100曲以上のペースで曲を作り続けているわけですが、それがついに1000曲に達しました。

作曲家になるための曲作り(ボカロPとは別)をはじめたのは9年前の2013年。

当初は結構、「作り始めたけど完成しなくて・・・」なんてこともちらほらだったので、たぶん「完成した曲数」としては900曲いかないくらいだと思うんですが(注:今調べたら「完全に完成した曲数」は890曲でした)。

それから、力量をつけて、人脈を広げながら、経験値をふやして、スピードをあげて、クオリティーをあげて。2022年7月8日に「作り始めた数」としては1000回に到達しました。

つくづく、コーライティングじゃなきゃこの回数は無理だよなぁ、とか、そもそもコーライティングじゃないとこの曲数まで積み上げるエネルギーはないよなぁ、とか、色々思います。

ただ、ひとつ言えるのは、ほんとに作曲が好きなんだなぁと笑 好きじゃなきゃさすがにこんなに続けられないですからね・・・。

そして、多分その中で世に出てる、アーティストさんに採用されてリリースされた曲が、おそらく30曲以上(色々な都合で別名義とかも正直あるが、それも含みます)。

まぁ世に出る率3%だと、魚の卵が生き残る確率みたいになっちゃうので笑、もう少し、野球選手の打率くらいは、プロとして当てていきたいなと思っています。9年で平均しちゃうと打率3%だけど、ここ数年はもっと全然効率的かも?

そんな曲たちをまとめたプレイリストがあるので、聴いてみてください。

今年は後半もまだリリース予定色々あるので、お楽しみに!!

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Girls2の名曲がnonstop DJ mixに!

こんにちは。作曲家のペンギンスです。
やばいです気温が36℃になろうとしてます。
6月ですよ。思いとどまってほしい。

さてそんな激アツな日に胸アツなお知らせです。
Girls2そして歴代ガールズ戦士グループ(miracle2、magical2、mirage2、Lucky2)の名曲がJ-POPノンストップremixの第一人者、DJ和さんによってノンストップDJミックスになりました!


ペンギンス参加楽曲は「Catch Me!」「恋するカモ」「ABCDEFガール」「〇×△~まる・ばつ・さんかく~」の合計4曲。

ありがたい・・・!

個人的には車の中とかで流すのにちょうど良さそうな気がしています。
みなさまぜひ!

コーライト体験してみましょ!ワークショップ開催します。

おざす。ペンギンスです。暑いっす。

「ペンギンですぅ〜キャッキャ」

みたいなキャラをやって10年以上生きていますが夏はペンギンじゃなくてよかったと心底思います。


さて次の次の週末、7月2日の土曜日ですね、久々にコーライティングを実際に体験するワークショップを開催します。

コーライティングワークショップ for インディーアーティスト
CWF presents ペンギンスTIPSシリーズ Vol.9


でございます!

こちらCo-Writing Farmのプロ作曲家たちが1チームごとに1人はいりまして、実際に1チーム1曲ずつ、本当にコンペ等に提出する前提でリアルな情報をもとにコーライティングで曲を仕上げていきます。

7月2日(土) 16:00-17:30
7月30日(土) 16:00-16:30
の2回セットになってまして、完全オンライン(ZOOM)開催です。

1回目が概要説明とチームわけ、ZOOMのブレイクアウトルームでチームごとにミーティング、といった感じです。
2回目まで4週間ありますので、ここでみんなチャットやメッセンジャー等でやりとりしつつ、音楽を完成させていきます。
2回目は30分のいわば視聴会です。

ここでの出会いをきっかけに作曲家としてコーライティングに目覚めたり、実際にここで作った曲がレーベルのディレクター等にキープされたりと色々きっかけの場所になっている感のあるイベントです。

DTMに興味はあるがもっと本気でやりたいひと、シンガーソングライターだけど作家(作曲家)活動に興味があるひと、音楽制作はしているがシンガーが見つからないひと、アーティスト活動しているけど幅を広げたい人など、いろいろな人におすすめです。

お申し込みは上記Peatixからどうぞ!コチラからもいけます。

まってます!

冷茶「まぜるなキケン」がっつり楽曲提供しました!

こんばんは、ペンギン生まれのペンギンスです。何を言っている。

さて!
アーティスト本人とがっつりコーライトしての
「がっつり楽曲提供」のおしらせです。

本日(6月4日)各種配信サービスでリリースされた冷茶「まぜるなキケン」をコーライトにて提供させていただきました。


こちらの曲は音楽SNS「nana」と僕が所属しているCo-Writing Farm(CWF)との共同プロジェクトである「co-creation project」の一環として、nanaで活躍するシンガー、アーティストをCWFの作家がプロデュース的にトータルコーディネートしてリリースしていくものとなっております。

今回、冷茶さんのダークでクールな声に、僕の持ち味である多幸感とグルーヴ感あるメロディー、バショーさんのスーパーゴキゲンギターアレンジ、Mikeyさんのめくるめきリリックが全て渾然一体となり素晴らしい仕上がりになりました。

ほんとずっと聴いています。自分で笑。
saikou...w

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冷茶「まぜるなキケン」

作詞・作曲:冷茶/ペンギンス/Mikey/バショー
編曲:バショー


▼Streaming & Download

linkco.re

▼Inst
こちらからどうぞ

クレジット
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Vocal
冷茶

Music & Lyrics by
冷茶/ペンギンス/Mikey/バショー

Arranged by バショー
Bass 小木岳司

Mixed by 小木岳司
Mastered by 森﨑雅人
at Artisans Mastering ( TinyVoice,Production )

Illustration: tabi
Movie / Font Design: harutako (nanamusic inc.)

Official Music Videoもあるぜよ。
すてきぜよ。


www.youtube.com


ガンガン配信やYouTubeで聴いてくださいね!

INSTとかもあるので、nanaでのコラボなども大歓迎です!

事前に全部公開します!5/21開催「作曲家の知らないギターの世界〜弾けなくてもギターを活用できる12のTIPS」教材ページ【後半】

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

-はじめに-

本日のブログ記事は、5月21日に開催するオンラインセミナー「作曲家の知らないギターの世界〜弾けなくてもギターを活用できる12のTIPS-CWF presents ペンギンスTIPSシリーズ Vol.8-」の事前公開教材です。

既にお申し込み頂いた方は当日の受講までにこのページをご一読頂いてから参加してください。スムーズに内容が理解でき、また事前に質問をまとめるなどセミナーを有効活用できると思います。

またこのブログ記事を読んでためになった!こう言う記事を待っていた!という方はおそらく5/21の当セミナーを受講いただきますと非常に有意義と思いますので、以下のPeatixサイトから是非お申し込みをご検討いただければと思います。

↓↓↓当ブログ記事が事前公開教材となっているセミナーはこちら!↓↓↓
 「作曲家の知らないギターの世界〜弾けなくてもギターを活用できる12のTIPS」
-CWF presents ペンギンスTIPSシリーズVol.8-
https://penguins-tips-vol8.peatix.com/

前半はこちら

-本文-

前半では「エレキギターの特徴」「特徴と作曲の関係」「ギター発注に必要な用語」などについて解説してきました。後半はさらに具体的なトピックについて当日、ご紹介していきます!

TIPS7「ギター関連のハードウェアを知ろう!」

ピアノにはないギターの特徴として、周辺機器も含めたトータルのセッティングでサウンドが作られるというところがあります。ギター本体とアンプはもちろんのこと、以下のような周辺機器、アクセサリについても一応理解しておくとよいでしょう。

・プリアンプ UNIVERSAL AUDIO LA-610 MKII など

・弦 D'Addario など

その他、ピックやシールドについても小木さんのオススメを聞いていきます!

 

TIPS8「ギターを受け取ったあとに使うプラグインを理解しよう!」

今回のテーマは「弾けなくてもギターを(作曲に)活用できる」。ということは、おそらく想定されるのが「ギタリストが弾いたギターをミックスする」場面です。そこで今日はギターを受けとったあと、ミックスでどのような処理が入るかを見てみましょう。

【前提】DryとWetについて
ギタリストからデータをもらうと、たいていの場合「Wet」と「Dry」を受け取ります。Wetというのがギタリストの手元で好きなように音づくりされたもので、Dryというのが単にギターの波形だけを受け取ったものです。Dryを元に以下のような処理をしていきます。

なお、ギタリストに全部お任せでWetのテイクだけを使うことも決して悪いことではありません。(むしろ私はWetを使うことが圧倒的に多いです)なにしろギターについてよく理解して、専門家としてギター関連のプラグインもたくさん持っているギタリストが多いですから、一旦お任せしてWetをいただきつつ、曲の中での混ざり具合について通常のプラグイン(EQやコンプ)で調整していくほうが有意義なことは多いはずです。なお、さすがにリバーブやディレイといったいわゆる「空間系」についてはWetでも外して送ってもらった方が良いと思います。理由としては、空間系は単体で判断が難しく、楽曲のサウンド全体の中で馴染ませるために用いるので、個別に決め打ちでかけることに無理があるからです。

(※ギターソロに俺流定番ディレイをかけなきゃ俺じゃない!といった「意図のあるエフェクト」については再現が難しいので、Wet/Dry両方送ってもらうが吉です。)

小木さんおすすめプラグイン

・アンプシミュレータ Neural DSP など

・ギターのチャンネルにおすすめ Overloud Gem EQ84 など

このあたりはハードウェアとの使い分け含め、聞いてみたいですね!

 

TIPS9「ここだけの話!〜こんなギター依頼は困る〜」

ここは私(ペンギンス)も当日まで聴けないのですが、実際に多数の依頼を経験してきた小木さんから「こんなギター依頼は困る!」というエピソードトークをお伺いできたらと思っています笑。どきどきです笑

気持ちよくギターの依頼を受けていただくために、まなびましょう!

 

TIPS10「ダンスミュージックとギター」

ここまでずっとギターの活用方法についてお話ししてきましたが、エレキギター、アコースティックギターの活躍する場面は、けっしてバンド系J-POPやアニソンロックばかりではありません。それどころか、K-POPやUSチャートソング等の、いわゆるHIPHOP、EDM、Trap、R&Bといったダンスミュージック系のジャンルでも、じつは様々な形でギターが活用されています。

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この曲のようないわゆるEDM系、Trap系の音楽でも、エレキギターの単音にたっぷりとリバーブ、ディレイをかけたものが、いわば「シンセパッドの代替」のような感じで使われていますね。

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こちらの0:40〜からは、いわば「シンセプラック(pluck)の代替」のような、ミュート系のシングルノートのカッティングが入っています。このタイプのエレキギターの使い方はダンスミュージックでも頻出なので、ダンス系トラックメーカーは是非試してみてください!

 

TIPS11「ギターらしくなるコード進行を理解しよう」

開放弦やポジション(押さえる位置)をふまえた、ギターらしいコード進行(平行移動)についてもおうかがいしていきたいと思います。

 

TIPS12「鍵盤ぽいコード進行(分数コードやクリシェ)にギタリストはどう対処しているのか知ろう」

最後に、今回のセミナーの主なターゲットである鍵盤楽器出身の作曲家にとって、そうはいっても欠かせない存在である「鍵盤ぽいコード進行」をギタリストがどう対処していくのかを知りたいと思います。例えば、、、

・トニックから順次下がっていくいわゆる「カノン進行」

ピアノでは当たり前の定番フレーズですが、ギターという楽器の構造に決して向いている進行ではありません。こういうときに、ギターのバッキングはどのような考え方が必要なのでしょうか?

こういった「鍵盤あるある」を、どうギターで取り入れるか。必見です。

 

 

いかがだったでしょうか。ここで軽く後半での学びをまとめておきますね。

・さまざまなハードウェアとプラグインの総合力でギターサウンドはできている。

・ダンスミュージックでもギターは活躍しているのでダンス系トラックメーカーもギターの奏法について把握しておくほうがよい。

・ギターらしいコード進行があるいっぽう、そうでないコード進行でどう対処するかのノウハウもある。


という感じですね。
実際に小木さんとどのような講座ができるのか楽しみです。

それではつづきは、当日のZOOMで!
お楽しみに!