「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

あけましておめでとうございます笑

あけましておめでとうございます、作曲家のペンギンスです。
めちゃくちゃ寝た・・・めちゃくちゃ寝たわ・・・

思うのは、それなりに毎日計画というか一応先の予定を立てて、次々変化する状況に対応しつつ、毎月ふりかえり、みたいな真面目なことをして生きていると、

年末だからと改めて気持ちを新たにしてもいつも努力している以上のアイデアはそんなに出てこない

ということですね笑

今年も、というかここからも、これまで考えながら試行錯誤してきた道を、また試行錯誤しながら、軌道修正しながら、出せる限りのスピードで走っていきたい、そう思います。

みなさま今年も応援どうぞよろしくお願いいたします。

私立恵比寿中学「ボイジャー」楽曲提供しました!

こんばんは、ブログ少しご無沙汰してしまってすいません。作曲家のペンギンスです。

本日12月7日に配信リリースされた私立恵比寿中学「ボイジャー」を、小木岳司さん、R!Nさんとコーライティングで楽曲提供させていただきました。

さきほど22時にはMusic Videoもプレミア公開されました!


www.youtube.com

この曲が私立恵比寿中学の「これまで」と「これから」をつなぐ航海のための船になればいいなと願っています。


私立恵比寿中学「ボイジャー」
作詞・作曲:ペンギンス/小木岳司/R!N
編曲:小木岳司


Spotifyはこちら

open.spotify.com

MVも配信もあるので、目で観て、そして耳で聴いて、この曲と一緒に時を過ごしてくださったら嬉しいです。

よろしくお願いします。

事前に全部公開します!10/29開催「作曲家の知らないベースの世界〜弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS」教材ページ【後半】

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

-はじめに-

本日のブログ記事は、10月29日に開催するオンラインセミナー「作曲家の知らないベースの世界〜弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS-CWF presents ペンギンスTIPSシリーズ Vol.10-」の事前公開教材です。

既にお申し込み頂いた方は当日の受講までにこのページをご一読頂いてから参加してください。スムーズに内容が理解でき、また事前に質問をまとめるなどセミナーを有効活用できると思います。

またこのブログ記事を読んでためになった!こう言う記事を待っていた!という方はおそらく10/29の当セミナーを受講いただきますと非常に有意義と思いますので、以下のPeatixサイトから是非お申し込みをご検討いただければと思います。

↓↓↓当ブログ記事が事前公開教材となっているセミナーはこちら!↓↓↓
 「作曲家の知らないベースの世界〜弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS」
-CWF presents ペンギンスTIPSシリーズVol.10-

前半はこちら 

-本文-

前半では「ベースはリズム、コード、メロディーのすべての要素がある」「ベースだけの耳コピはおすすめ」「鳴らし方、切り方をkickとの関係性でみる」などについて解説してきました。後半はさらに具体的なトピックについて当日、ご紹介していきます!

TIPS7「エレキベースの楽器と音色について理解しよう」

ポップスのベースの基本となるエレキベース。4本の弦からなり、E-A-D-Gというギターの3-6弦と同じチューニングになっていることなどはしっかり理解できているでしょうか。とくに最低音がEであることはロックやポップス全体のアレンジの基礎になるポイントです。
また、ベーシスト以外には非常にわかりにくい「ジャズベース」「プレシジョンベース」の違いについても、監修の小木さんに当日聞いてみたいと思います。

 

TIPS8「シンセベースの音色を理解しよう」

エレキベースに種類があるのと同様、シンセベースにも種類があります。シンセベースの場合、もちろん元となるシンセサイザーの波形の種類によって大まかに区別されます。サイン波(SubBassなど)、Square系、Saw系などの違いについて、具体的なリファレンスをもとに解説していきたいと思います。

 

サイン波

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Square系

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Saw系

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TIPS9「おすすめベース音源紹介」

まだ本格的なベース音源をお持ちでない方には、一番必要な情報かもしれません。おすすめベース音源として小木さんと選んだ「Spectrasonics Trillian」「IK Multimedia MODO BASS」の2種類をご紹介したいと思います。

TIPS10「おすすめベース用プラグイン」

ベースの低音を処理するための、適切なプラグインとして

Tube-Tech Classic Channel mk2、UA 1176 RevA ※小木さん推奨
WAVES renaissance bass(RBass) ※ペンギンス推奨

をご紹介予定です。

 

TIPS11「ベースのミックスで気を付けること」

ベースのミックスは、非常に悩ましい点のひとつです。立場上色々な楽曲のdemo音源を聴きますが、シンプルに音量バランスが大きすぎる方が多いように思います。そのあたりの気づき方、判断基準など考えて行けたらと思っています。

 

TIPS12「おすすめベースラインのご紹介」

最後に今後の学習の基礎となるような、リファレンス集をご紹介予定です。ひとつは今回のPTSのために編纂したオリジナルのPlaylist、もうひとつは作曲家の宮野弦士さんが作られた「ヤバいベースライン」というPlaylistです。

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いかがだったでしょうか。ここで軽く後半での学びをまとめておきますね。

・エレキベース、シンセベースの大まかな音色の種類の知識があるとよい

・適切な音源とプラグインの情報を得ることで、簡単にグレードアップできる

・フレーズについてはSpotifyのプレイリストで長期的に引き出しを増やす


という感じですね。
実際の講座が楽しみです。

それではつづきは、当日のZOOMで!
お楽しみに!

事前に全部公開します!10/29開催「作曲家の知らないベースの世界〜弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS」教材ページ【前半】

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

-はじめに-

本日のブログ記事は、10月29日に開催するオンラインセミナー「作曲家の知らないベースの世界〜弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS-CWF presents ペンギンスTIPSシリーズ Vol.10-」の事前公開教材です。

既にお申し込み頂いた方は当日の受講までにこのページをご一読頂いてから参加してください。スムーズに内容が理解でき、また事前に質問をまとめるなどセミナーを有効活用できると思います。

またこのブログ記事を読んでためになった!こう言う記事を待っていた!という方はおそらく10/29の当セミナーを受講いただきますと非常に有意義と思いますので、以下のPeatixサイトから是非お申し込みをご検討いただければと思います。

↓↓↓当ブログ記事が事前公開教材となっているセミナーはこちら!↓↓↓
 「作曲家の知らないベースの世界〜弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS」
-CWF presents ペンギンスTIPSシリーズVol.10-

-本文-

「縁の下の力持ち」という古いことわざがあるように、目立たないところにめちゃめちゃ重要な役割がある、というのはよくありますよね。音楽の場合、低音がそれにあたります。クラシック音楽でいえばチェロやコントラバス。ジャズでいえばウッドベース。そしてポップスではエレキベースやシンセベース。低音を支えて、曲全体のリズムと音程を整えているのが「ベースライン」の役割です。この講座では楽器としてのベースというよりは編曲としての「ベースライン」に着目し、それがアレンジの骨格になっていること、どのようなベースラインがどのような楽曲とむすびついているのかということ、具体的に良いベースラインを実現する方法について理解することをねらいとしています。

ですのでこれから説明する12のTIPSは、もちろんベースが弾けるとか、ベースを持っているということを必要とせずとも理解できます。音楽の基礎をささえるベースラインを確実に理解することが大切です。「あなたの作曲にあったベースラインを考えられる」ためのものです。ベースラインがしっかりアレンジできることで、ジャンル感を明確にして、違和感のないアレンジを、シンプルに短時間で仕上げることができるようになれば、この講座は成功です!

では、さっそく「(鍵盤系)作曲家の知らないベースの世界」に・・・出発!

TIPS1「ベースラインは、『リズムでもありコードでもありメロディでもある』と理解しよう」

ベースは大事、と一言でいいますが、なぜ大事なのでしょうか?それは音楽の三大要素「リズム、コード、そしてメロディ」を全て兼ね備えた存在だからです。良いベースラインは音楽のリズム感をはっきりさせ、一定のグルーヴを維持します。そして同時にコードのルート(基音)を支えることでコード感もはっきりさせ、さらにフレーズ的に動くことでメロディーさえも表現できます。音楽の三大要素すべてを司っているのがベースだ、と理解することで、きょうのテーマ「ベースライン」の重要性が理解できるのでは、と思います。

 

TIPS2「ベースとリズムの関係は、ベースとkickの関係に注目しよう」

ベースはリズム楽器なので、ドラムとの相性が大事です。よくバンドでドラムとベースをまとめて「リズム隊」と呼ぶように、ドラムとベースのコンビネーションでアレンジは成り立っています。これを具体的に理解するためには、ドラムの中でもkick(バスドラム)の打点(鳴る瞬間)とベースのフレーズ(弾く瞬間)の関係性に注目するとよいです。

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こちらThe Beatles「Love Me Do」は、kickとbassを同時に鳴らすことで音量、音圧が増して迫力のあるロック・ポップが可能になったということを示す記念碑的な曲といえると思います。

 

TIPS3「ダンスミュージックの進化の中で、ベースとkickを一緒に鳴らさないことが始まった」

kickとbassを同時に鳴らせば迫力が出る、という大発明から数十年がたち、シンセサイザーやサンプリング全盛の現代を迎えます。コンプレッションされた音は単体でも十分な迫力があり、kickとbassを一緒に鳴らすことが必ずしも必要なくなりました。というか、逆にkickが強力すぎてbassと一緒に鳴らせない時代が来たのです。そこで生み出されたのが「kickとbassは一緒に鳴らさず、むしろkickが鳴っている瞬間だけbassが鳴らなくなればいい」という逆転の発想です。

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こちらLady Gaga「Born This Way」ではkickのサンプルもbassのシンセ音色も超強力で、共存不可能です。そこでシンセベースはkickが鳴る瞬間だけ聴こえなくなる「サイドチェインコンプレッション」と呼ばれる手法を使っています。これはメインストリームのグローバルポップスでは20-15年くらい前から始まり、すぐさま日本でもPerfume等のポップアイコンを通じて普及した手法です。いずれにせよ「ベースについて考えるときは、kickとの関係で考えるとわかりやすい」ということですね。

 

TIPS4「ベースとコードの関係性を理解する」

ベースラインの作り方がわからない、という方は多くいます。もちろん既存曲のベースラインを耳コピするのが一番なのですが、考え方のアプローチも大切です。ベースのリズム感についてはkickとの関係性が大事と書きましたが、ベースとコードの関係性については、コード楽器(ピアノやギター)との関係性という観点で聴いてみると面白いです。ベースラインは基本的にコードのルート音(基音)を支えつつ、コードとマッチしたスケール(音階)の中で動いているのがおわかりでしょうか?(事前課題にした緑黄色社会「Mela!」などがそう)

ベースとkick、ベースとコード楽器、という2つの方法で両側から攻略していきましょう。

 

TIPS5「ベースの耳コピはコスパ最高。細かい耳コピで疲弊するくらいなら、ベースラインだけでもコピーしてみよう」

既存曲を正確に聴き取って自分で作ってみる「耳コピ」は音楽、とくに作曲やアレンジの学習手法としてとても有効ですが、やるのに一定の技量は必要で、なおかつ手間もかかるのでやる気がないと無理、というか続きませんよね。そんな耳コピですが、「時間もないし、負担もかかるけど、ベースラインだけ耳コピをするよう努力してみる」というのはどうでしょうか? 前述の通りベースラインにはリズムの基礎、コードの基礎、メロのセンスが全て詰まっています。よいベースラインをコピーすることで、その曲のエッセンスを効率よく学ぶことができるのではないでしょうか。(今回の講座では実際に事前課題として緑黄色社会「Mela!」のベースラインだけを1コーラスコピーしなさいという課題を出しています。)

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TIPS6「ベースは音価(音の長さ)、特に『切り方」が全て。」

自分の曲でベースを打ち込んでも、今いちそれっぽくならない。という方は、ぜひチェックしてみてほしい項目です。高い音源を使っても、良い機材でミックスしても、ベースは「音の長さ」がおかしいと全てが無意味になってしまう楽器です。特に長さを決める「切り方」がものすごーーーーく大事です。既存曲の耳コピでも、「どれだけ伸ばしているか」に注目してみましょう。とくに切るタイミングが、次のkickが鳴るタイミングと重なるか、少し前で切れるかといったことがきわめて重要です。

bassはいつだって鳴らし方もkickとの関係性、切る時もkickとの関係性なんですね!!

 

いかがだったでしょうか。ここで軽く前半での学びをまとめておきますね。

・ベースを学べばリズムも、コードも、メロも鍛えられる。

・耳コピもベースを重点的におこなうことで効率よく成長できる。

・ベースは鳴り始めも、切り方も、常にkickとの関係性でみることが大切。

という感じですね。

後半も、これらのことを頭におきながら読み進めてみてください!

それでは後半でまた、お会いしましょう。

「音楽の命」ベースラインを学ぼう!10月29日にwebセミナーやります(アーカイブ視聴可能)

こんばんは、作曲家のペンギンスです。
長らくブログをご無沙汰してしまっていてすいません。
ちょいちょい更新していかなきゃなんですが。

さて、タイトルにありますとおり、ベースラインは音楽の命です。

・アレンジ勉強したい=ベースライン勉強してください
・耳コピしなきゃ=そうですねベースライン耳コピしましょう
・彼氏(彼女)にするなら=もちろんベーシストです

というわけでベースは音楽の命です!

そんなベースのことをあなたは正しく理解できているでしょうか?
エレキベースだけでなくシンセベース(SubBass含む)を活用できてますか?

そんな問いに答えるためのイベントがこちらです。

CWF presents ペンギンスTIPSシリーズ Vol.10
「作曲家の知らないベースの世界」
-弾けなくてもベースを活用できる12のTIPS-


「ペンギンスTIPSシリーズ」も回を重ね、今回で10回目となります。

日時:2022年10月29日(土) 16:00-17:30【アーカイブ視聴も可能です】
場所:オンライン(ZOOM)
講師:ペンギンス
モデレーター:長沢知亜紀
監修:小木岳司
料金:一般 ¥5,000-/山口ゼミ受講経験者 ¥2,000-/CWFメンバー ¥1,000-

申込方法:Peatix(上記写真からリンクありますし、ここからも飛べます)

前回はギターという楽器にスポットをあてましたが、今回はベースという楽器、、、というよりはむしろベースラインというアレンジの話になるので、前回に負けず劣らず作曲家をめざす皆様にとって直接的な内容になると思います。

例によって事前にブログで大まかな講座内容のブリーフィングを掲載予定ですのでお待ちください!!

・kickのベースの関わり方の歴史
・効率の良い耳コピ=「ベースだけ耳コピ」しか勝たん!?
・ベースラインの特徴的な音階
・ベースをいい感じに打ち込むTIPS
・おすすめベース音源は?
・ベースにかけるとよいプラグインは?
・シンセベースの音作り
・ベースラインの名曲

などなどを予定しています。

ぜひ受講してみてくださいね!

中島美嘉「Wish」楽曲提供しました

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

本日10月1日配信リリースの中島美嘉さん「Wish」を楽曲提供させていただきました。

歌詞は中島美嘉さん、編曲はトオミヨウさん。

作曲はいつかさん、合田竜水さん、小木岳司さん、MiRaiさん、Ryo Itoさんとのコーライティングになります。

TVアニメ「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」主題歌となっております。

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中島美嘉「Wish」
作詞:中島美嘉
作曲:ペンギンス/いつか/合田竜水/小木岳司/MiRai/Ryo Ito
編曲:トオミヨウ


僕が高校時代にデビューされた中島美嘉さん。以降20年以上のキャリアのなかで、数々の名曲を残されてきました。
今回、中島さんらしい王道のバラード曲ということで、私も作曲家のひとりとして大変光栄に思っております。
またベルセルクという三浦健太郎先生の名作に関わることも大変な名誉と思っております。
コーライトメンバーをはじめ、関わった全ての人に感謝致します。

是非各種サブスクリプションサービスで聴いてください。

11月にはCDリリースも予定されておりますので、アニメ放映とあわせ、こちらもよろしくお願いします!

amzn.asia 

MaSa.「ぽつり」楽曲提供しました

こんにちは、作曲家のペンギンスです。
9月24日より各種配信サービスにて、nana×Co-Writing Farmの「co-creation project」の一環として、nanaで人気のシンガー「MaSa.」さんの楽曲「ぽつり」がリリースされております。

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こちらの楽曲はMaSa.さんとCWFメンバーのコーライティングにより生まれた楽曲です!

 

MaSa.「ぽつり」
作詞・作曲:MaSa./ペンギンス/堀川ひとみ/p.e.t.
編曲:p.e.t.
ギター・MIX:小木岳司
マスタリング:森﨑雅人(ARTISANS MASTERING)


これから先の季節、秋の長雨・・・なんてこともありそうですが。

雨の日に、喪失感と背中合わせの未来への希望を、感じながら聴いていただけたら嬉しいです。

ありがとうございます。