「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

コーライト、どうやって声かける?

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 突然ですが僕はお酒が好きです。好きなお酒はスーパードライ、ジントニック、アマレットジンジャー、シャンパンもいいですね・・・しゅわしゅわ大好きです。 なんでこんなどうでもいい話をしたかというと、今日のお題…

曲を完成させない勇気!?

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 今回はちょっと例外的な話をします。といっても、これまで話してきたポリシーからブレるものではないんですが。 今ではほとんどなくなりましたが、一昨年くらいまでは「ファーストデモ(メロディーとコードだけの、狭…

コーライトが生み出す「過剰さ」で、天才を超えてゆけ

こんにちは、作曲家のペンギンスです。衝動を大切にして、前回の次回予告と違う話を書きます。 いや、すごかった。久々にすごい映画みました。 湯浅政明監督「夜明け告げるルーのうた」です。 映画「夜明け告げるルーのうた」本編映像+予告編 とにかく全編…

コーライトのチーム作りについて

こんにちは。作曲家のペンギンスです。 コーライトで大事なのが誰と組むかです。そこには大きくわけて2つのタイプがあり、ひとつが「毎回同じメンバーで、チームのような感じで作る」タイプ、もうひとつが「曲ごとにその都度声をかけて組む」タイプ。今回は…

リファレンスという考え方

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 コーライトをしていると、よく「リファレンス」という言葉を耳にします。これは言葉の通り「参考にするもの」といった感じの意味なのですが、これが頼もしくもあり、厄介でもあり・・・という存在なんですね。 コーラ…

日本人コーライト不向き説を検証

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 前回は、遠慮せず意見を言うことが苦手な人は多いが、そこはかなり簡単に乗り越えられる。ただ出てきた意見をうまくまとめることは確かに難しい、という話をしました。今回はその話の中で出てきた「日本人コーライト不…

『遠慮せず意見を言う』の『その次』が大事だよね

こんにちは、作曲家のペンギンスです。写真は日本科学未来館の地球のオブジェを真下から撮影したものです。なんかこう、ディスカッションのイメージということで・・・ 前回は「コーライトって分業と何が違うの?」という話をしました。そしてディレクション…

コーライトでぶつかった最初の壁とは?

こんにちは、作曲家のペンギンスです。写真はそびえる虎ノ門ヒルズです。壁・・・ 前回まで、初めてコーライトした時に思ったことなどを書いてきました。今回は僕がコーライトでぶつかった最初の壁(というか疑問)について書きたいと思います。 僕がコーラ…

コーライトで役立った会社員生活の経験vol.3「顧客志向の考え方」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。顧客顧客と言いながら写真フォルダを漁っていたらヤギが草食ってる写真が出てきました。これだ。 さて、会社員生活がコーライトに役立ったよ話も最終回です。1.問題解決志向のアプローチ2.プロジェクトマネジメント3.顧…

コーライトで役立った会社員生活の経験vol.2「プロジェクトマネジメント」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。写真は数年前に清澄白河の東京都現代美術館でミシェル・ゴンドリー展を見たときのものです。ビジネスっぽい写真で秘密保持に触れないものを探したらこうなりました。現代美術(笑)。 さて、前回から「会社員生活がコー…

コーライトで役立った会社員生活の経験vol.1「問題解決志向のアプローチ」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 今でこそ専業の職業作曲家としてお仕事をさせてもらっていますが、実は2年ほど前まで僕は会社勤めをしているサラリーマンでした。都内某所のIT企業でスーツ着て名刺持っていかにもビジネスパーソンです的な日々を送っ…

自分の意見は自分の口から言おう

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 前回から初めてコーライトした時のことを書いていますが、今回は反省編を。 トップライナー系が2人、トラックメーカー系が2人と書きましたが、確か初日に対面の会話でだいたいの曲の方向性が定まったあとは、次回の対…

僕がコーライトに出会ったころ

こんにちは、作曲家のペンギンスです。今日は僕がはじめてコーライトしたときの話をしようと思います。 僕は現在Co-Writing Farmというクリエイター集団に所属して作家活動をしています。このチームは全員が山口ゼミという職業作曲家の養成講座出身なのです…

コーライトってこんな感じvol.7「コーライトの真の価値はディレクションにある!(後編)」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。曲作りの要素=コーライトの役割一覧1・メロディー、コードを考える(いわゆる狭義の作曲)2・歌詞を考える(作詞)3・トラックと呼ばれるビートや様々な楽器の演奏、打ち込み(編曲)4・歌を歌う(いわゆる「仮歌…

コーライトってこんな感じvol.6「コーライトの真の価値はディレクションにある!(前編)」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 曲作りの要素=コーライトの役割一覧1・メロディー、コードを考える(いわゆる狭義の作曲)2・歌詞を考える(作詞)3・トラックと呼ばれるビートや様々な楽器の演奏、打ち込み(編曲)4・歌を歌う(いわゆる「仮歌…

コーライトってこんな感じvol.5「仮歌こそはすべて-All you need is great vocal!!-」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。曲作りの要素=コーライトの役割一覧1・メロディー、コードを考える(いわゆる狭義の作曲)2・歌詞を考える(作詞)3・トラックと呼ばれるビートや様々な楽器の演奏、打ち込み(編曲)4・歌を歌う(いわゆる「仮歌…

コーライトってこんな感じvol.4「トラックメーカーという役割」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。曲作りの要素=コーライトの役割一覧1・メロディー、コードを考える(いわゆる狭義の作曲)2・歌詞を考える(作詞)3・トラックと呼ばれるビートや様々な楽器の演奏、打ち込み(編曲)4・歌を歌う(いわゆる「仮歌…

コーライトってこんな感じvol.3「歌詞という偉大な存在」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。写真は今年の夏休みに北海道の旭山動物園に行ったときに発見した看板です。自然は不安定らしいです。ぐらぐら。曲作りの要素=コーライトの役割一覧1・メロディー、コードを考える(いわゆる狭義の作曲)2・歌詞を考…

コーライトってこんな感じvol.2「トップライナーという役割」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 前回、コーライティングとは何か、そして曲作りにはどんな役割があるのかを説明しました。今日からしばらく、その役割を一つずつ紹介していきたいと思います。曲作りの要素=コーライトの役割一覧1・メロディー、コー…

コーライトってこんな感じvol.1「曲作り、を分解してみると・・・」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 前回まで3回にわたって、年間100曲、と数を決めて作曲量を増やすことの大切さを説明してきました。そして僕が多くの曲を作ることができているのは、ひとえにコーライティングという手法でたくさんの仲間たちと力を合わ…

数を打つって素晴らしい vol.3「数を打つから、クリエイティブになれる」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。写真は今日の不忍池です。暑かったです。 今日は数撃ちゃシリーズ(適当)最終回です。「質と量」問題は奥が深いですね・・・ブログ3件も書けちゃいました。 これまで、「量は嘘をつかないよ」「量は質に転化するよ」っ…

数を打つって素晴らしい vol.2「PDCAサイクルで、数が質に変わるとき」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 前回は「曲数の目標は大事、なぜなら自分の努力で達成可能だし、モチベーションがあがるから」という話をしました。でも、曲数を増やすことが大切な理由はこれだけではありません。量はいつしか質に転化する、今日はそ…

数を打つって素晴らしい vol.1「数は嘘をつかない、つけない」

今日のブログの冒頭に貼ってある写真は、僕が自分で作った曲を管理しているExcelシートの一部を拡大したものです。ずらりと曲にID番号が振られていますね。2列ある日付のうち左列が制作開始日、右列が完成日です。右列が空欄なのは、現在制作継続中。(ここ…

「音楽の質」と「提案の質」は違う

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 前回は年間100曲作るという話をしました。その中で「量と質」という話が出てきました。この話はめちゃくちゃ大事な話なので、少し掘り下げてみたいと思います。 世の中のミュージシャン志望の若者の間でも、延々と終わ…

「年間100曲」って、どういうこと?

こんにちは、作曲家のペンギンスです。昨年1年間で、僕は107曲を完成させました。今日はその話をしたいと思います。音楽業界以外の人にとって作曲家という仕事はわかりにくいです。ずっと家で曲を作り続けているので、なかなか仕事をしている姿がイメージつ…