「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

思ってること

作家対談企画・with長沢知亜紀「もうね、みんなコーライトしたらいいと思いますよ」第5回「こだわって、こだわって。」

「曲のタイトルに死ぬほどこだわりたい(長沢)』 でも、どっちですか長沢さんは。作詞家の歌詞か、作曲家の歌詞か。ぼくがみてると、作詞家の本質があるのかなって。 長:お?笑 心はシンガーソングライターですよ。でもたぶん、コピーライターでいたい。 ぺ…

それは事実なのか?

こんばんは、作曲家のペンギンスです。しばらく「コーライティングの教科書」の紹介シリーズが続きましたが、久々に通常回です。以前どんなテーマでブログが読みたいかということで、タイトル候補をいくつか挙げたときに、意外とみなさんから興味を持ってい…

「コーライティングの教科書」紹介 vol.6(最終回)「この本と実体験との結びつき」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 シリーズで紹介してきた「コーライティングの教科書」も今回で最終回となりました。最終回はこのBLUE BOOK(青本)と僕との実体験との結びつきなんかを雑談ちっくにお話して締めたいと思います。 この本が発売されたのが…

「コーライティングの教科書」紹介 vol.5「コーライティングメンバーの見つけ方」

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 何回かにわたって「コーライティングの教科書」の紹介をしてきましたので、そろそろ「僕も私も実際にコーライトしてみたいな、でも誰とコーライトすればいいんだろう・・・」という気持ちになっている人も多いのではな…

「コーライティングの教科書」紹介 vol.4「オンライン、セッション、キャンプ。それぞれの風景」

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 シリーズで紹介している「コーライティングの教科書」ですが今日のテーマは「オンライン、セッション、キャンプ。それぞれの風景」です。この本の中には「web上のやりとりで進められるコーライト」「海外での1day単位…

「コーライティングの教科書」紹介 vol.3「国際基準のルールがあることのメリット -日本で制作する日々に風穴を-」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。前回に引き続きBLUE BOOKこと「コーライティングの教科書」を紹介していきたいと思います。 黒船を引き合いに出すまでもなく日本人は外圧を受けて変わるのが得意です。なにがしかの外国由来のアイテムやら慣習やらがな…

「コーライティングの教科書」紹介 vol.2 「いま、日本で「あえてコーライティング」することの価値」

こんばんは、作曲家のペンギンスです。眠れない夜はブログを書きます。というかvol.1書いたあと3日も空けてしまってすいません。 書籍「コーライティングの教科書」を紹介するシリーズですが、実際の書籍の中身はぜひAmazonで買って読んでいただくとして(笑…

Eテレ「Eダンスアカデミー」で目撃したコーライトと同じモメ方

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 突然ですが、僕は子持ちです。2歳9ヶ月になる男の子がいます。保育園にお迎えに行くのが僕の担当です。お迎えに行って帰って、ご飯を食べさせると19時くらいになっているのですが、その時間にEテレを付けると金曜日に…

自然とのコーライト〜映画「Ryuichi Sakamoto: CODA」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 恵比寿ガーデンシネマで公開中の映画「Ryuichi Sakamoto: CODA」を観てきました。 ryuichisakamoto-coda.com タイトル通り坂本龍一さんのドキュメンタリー映画で、YMO時代の貴重な映像やラストエンペラーのサントラ収…

コーライトって、地方でもできるの?

こんばんは、作曲家のペンギンスです。写真は今年の夏に行った北海道の支笏湖です。いやぁ北海道めっちゃ良かったです。今ごろ厳しい冬を迎えているのでしょうが冬の北海道もいつか行ってみたいです。 前回のエントリ「何書こうかな・・・」にFacebookなどで…

何書こうかな・・・

こんにちは、ペンギンスです。写真は数年前に行ったグアムです。今日すごく寒いので夏が恋しくて写真フォルダから探してきました。僕は冬が大の苦手です。なぜならすごく寒いからです。早く来い、夏。 いちおうブログのネタを書きためたメモみたいのはあるん…

得意を作って、不得意を作ろう

こんばんは、ペンギンスです。 もうすぐBlack Fridayという音楽家界隈の一大イベントがやってきます。といってもこれは別にフェスとかそういうのではなくて、端的に小売業であらゆるものがバーゲンセール状態で大安売りになるというイベントです。元々アメリ…

シドニー・オペラハウスに見るファーストデモの理想形

おはようございます、ペンギンスです。寒くなってきましたね。きょうは日本でコーライトをスタートする際に最初に作られることの多い「ファーストデモ」の理想形ともいえる、あるスケッチのお話をしたいと思います。 メロディーとコードだけの「ファーストデ…

トラックメーカーをやって思ったこと

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 数えてみたら300曲近くコーライトをしてきたのですが、そのほとんど全てがトップライナー(メロディー、時には歌詞も)での参加でした。トラックメーカー担当をわざわざやることはほとんどゼロでした。自分ひとりで作…

「ザ・ドリームマッチ」はコーライトのお手本だ!

こんにちは、作曲家のペンギンスです。 コーライトってなんだろうっていうのを誰にでもわかりやすく「ああそういうことね」と説明できるものをずっと探していたんですがこれは良い。松本人志&内村光良 ザ・ドリームマッチ09 これはTBSで2009年に放送された…

「メタメロディー」という捉え方が大事な気がする

こんにちは、作曲家のペンギンスです。外付HDDがうまく認識されません。ケーブルを替えたりしながら騙し騙しやっていたのですが本当になんとかしないとまずいですね。。。 さてそんな中ではありますが先日某所にてコーライティングセッションに参加してきま…

コーライトで人は「弱さ」を克服できる。

おはようございます、作曲家のペンギンスです。なんか夜にブログ更新することが多かったのですが朝にしてみました。 音楽の世界で第一線で長く活躍し続けるというのはとても難しいです。何十年もプロとしてやっていくだけでも難しいし、ましてや若いころに成…

コーライト中に食べたくなるものBEST3

こんばんは、作曲家のペンギンスです。今日は「コーライト中に食べたくなるものBEST3」です。何を言ってるんでしょうか僕は。でもどうしても書きたいんです。 コーライトしてると頭を使います。猛烈に使います。だから腹が減ります。猛烈に減ります。キャン…

雑談推奨!

こんばんは、作曲家のペンギンスです。いやぁ、ブレードランナー2049ですってよ。音楽担当がヴァンゲリスさんじゃないのが残念ですがとにかくブレードランナーです。みにいかざるをえません。 映画『ブレードランナー2049』日本版予告編 いきなり雑談から入…

固定チームがいいのか、その都度チームを組むのがいいのか

こんばんは、作曲家のペンギンスです。寒くなってきましたね。昔からペンギンキャラで通してきたので寒いのが好きとか得意とか思われることが多いんですがそれ誤解です。何よりも寒いのが嫌いです。冬が憂鬱です。 今日はコーライトをするときにはいつも同じ…

コーライトが特別視されるのはなぜか

こんばんは、作曲家のペンギンスです。少し間があいてしまってすみません。今日はタイトルの通り「コーライトという手法が、とりわけ日本国内で特別視されるのはなぜか」というのを考えてみたいと思います。 海外ではWritingと言ったら普通Co-Writingなので…

コーライトの人数は何人がいいの?

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 コーライトの話をガッツリする回が最近なかったので久しぶりに。ちょっと人数の話をしてみたいと思います。コーライトということで、複数名が集まって曲を完成させるわけですが、何人くらいで集まるのが一番いいのか?…

ポップス宗教戦争-ギターで曲作るやつ vs 鍵盤で曲作るやつ

こんばんは、作曲家のペンギンスです。今日は表題の通りバトルです。ポップス界における永遠のライバル、ギタリストとキーボーディストについて話します(笑)。もちろんそれをコーライトという観点からも見ていきたいなと思います。 音楽にとって楽器は道具…

ベースさえあれば他に何もいらない

こんにちは、作曲家のペンギンスです。昨日のドラムに続いてベースの話でもしたいと思います。雑談です。 子供心にドラムが嫌いだったという話をしましたが、その点でいうと僕はわりと最初からベースが好きでした。いくつか理由があると思うのですが、まず第…

なんのあてもなくドラムについて語る夜

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 ビジネスというか理屈っぽい話ばかり続いてしまったので今夜はまったりと音楽的なことをそこはかとなく書いてみたいと思います。ドラムです。 子供の頃はドラムを不良のやるものだと思っていました。マジです。中学で…

ワークスウェイの話をしようか -vol.5:ブレイクスルー

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 前職の行動規範「ワークスウェイ」とコーライト、というテーマで5回にわけて語ってきたシリーズですが今回で最終回です。今回は「ブレイクスルー」・・・難しいですね・・・。ひとことでいうと「改善ではなく、非連続…

ワークスウェイの話をしようか -vol.4:ヒューマンスキル

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 連続シリーズな感じでかつて働いていた会社、ワークスアプリケーションズの行動規範「ワークスウェイ」をコーライトにあてはめて解説中ですが、早いものでもう第4夜になりました。今日は「ヒューマンスキル」です。こ…

ワークスウェイの話をしようか -vol.3:コンティンジェンシープラン

こんばんは、作曲家のペンギンスです。ワークスウェイ第3夜です。今夜は「コンティンジェンシープラン」の話をしたいと思います。 この言葉をググると緊急時対応計画とかそういうトピックが検索結果として出てくるのですが、いちおう僕の理解ではコンティン…

ワークスウェイの話をしようか -vol.2:なぜなぜ思考

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 今日は「なぜなぜ思考」についてお話ししたいと思います。これは読んで字のごとくの側面が強いですね。でもこれも色々とコツがあるのでそこをお話ししたいです。 作曲をしていると、さまざまなセオリーがあります。曰…

ワークスウェイの話をしようか -vol.1:他責NG

こんばんは、作曲家のペンギンスです。 コーライトに限らず音楽を作っているときって、誰しも頭の中に理想を描いているのではないでしょうか。例えば「こんな曲が作りたいなぁ」とか「こんなリズムで、こんな風にステージで盛り上がるんだぜ」とか。そういう…