こんばんは、作曲家のペンギンスです。
雑談です。
コンペに曲を出すことが多いのですが、締め切りがだいたい朝の8時です。朝締め切って、取りまとめて、午前中から早速ディレクターが聴くという段取りなんだと思います。夜クリエイターが作って昼ビジネスパーソンが聴く二段構えですね(笑)。
こうなると締め切り直前の夜明けというのはまさに追い込み時です。そしてコーライティングの場合、追い込みというのはすなわちトラックメーカーによるMIX作業です。歌詞も曲もできて、歌も録り終わっても、そこからが大変で、トラックメーカーはアレンジを完成させて、MIXを仕上げて最終的なクオリティを上げるわけですね。MIXという一番繊細な音の確認が必要な段取りにもかかわらず、どうしても工程的には疲れた耳で明け方のヘッドフォンでミックスすることになりなかなか大変です。
だからというわけではないのですが、トップライナー兼ディレクションの立場になることが多い僕も、締め切り直前のトラックメーカーの徹夜にはなるべく付き合うようにしています。僕が24時ごろにボーカル修正したデータを渡して、そのあと「何かあったらいつでも相談してくださいね」とか言いながら、スマホを横に置いて洗濯を始めたりします(笑)。数時間おきにトラックメーカーから「こんななんですけど・・・」という途中経過のラフmixが送られてくるので、それを聴いてはもっと良くなるようにディレクションを繰り返しながら、大体僕は別の曲を作り始めるなり、ずっと読めなかったサンレコを読んだりしつつ、アイスコーヒー(無糖)を何杯も飲みながら夜は更けていきます。7時くらいになると大体完成して、最後に朝の光の中で納品。お疲れ様でした、となります。
みんな腕のよい人ばかりなので、僕が起きていなくても最終mixはちゃんと仕上がるだろうし、僕は24時で寝てもいいのかもしれません。でも、なんとなく一緒に徹夜したほうが自分の気持ち的に納得感があるので、なるべくそうしています。(大体3時か4時ぐらいから別件のやることもなくなり、「ちょっと休ませてください」と連絡を入れて6時くらいまで突っ伏して仮眠したりしてますが)。
コーライティングはそれぞれの役割があるので、常に一緒にやる必要もないし、誰かだけが忙しかったりすることもある程度仕方ないと思います。でもそこにトップライナーとしての自分なりの配慮があるとすれば、特に必須じゃなくてもゴールまで伴走する気持ちと、実践じゃないかなと思います。
トラックメーカーの皆様、いつもありがとうございます。