「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

「壁打ち」の相手がいることのありがたさについて

こんばんは、作曲家のペンギンスです。朝8時の〆切に向けて現在最終仕上げを待っているところです。イントロの構成を変えたら印象が激変してテンションダダ上がりです。行ける・・・!

さて、待ち時間にブログ更新です。今日は「壁打ち」についてです。

以前10代の女性シンガーとアーティストコーライトしたことがあります。彼女は曲作りは完全にそれがはじめて、どうやって作っていいかわからない、という感じでしたがそれでもコーライト相手としてはとても心強かったです。なぜかというと「壁打ち」ができるんですね。
「この歌詞ってアリなのかな?」「このメロってどう思う?」というこちらの迷いというか検討事項に対して「アリだと思います!」「そこはまだもうちょっと穏やかなメロが好きです」みたいなリアクションをもらうと、それだけで作曲のクオリティ、精度がぐんとあがります。
だからコーライトって本質的に「音楽とは限らない力」みたいなものが求められるところがあって、それが面白い人には面白いし、苦手な人には「なんで音楽じゃない能力を求められるんだよ」みたいな気持ちにもさせるのかな、と思います。
以前長沢知亜紀さんとの対談で「コピーライターとコーライトしたい」的な発言があったと思うのですがまさにそれで、作家同士だけでなくアーティストとコーライト、レコーディングエンジニアとコーライト、果てはコピーライターとコーライト、俳優とコーライト・・・いろいろな可能性が見えてくるのがコーライトの面白いところだと思います。

あ、修正2mixがあがってきた。聴こう。
わくわく。