こんにちは、作曲家のペンギンスです。
先日、渋谷ユーロスペースで映画「音響ハウス」を鑑賞してきました。
朝一番の回で空席も目立ちましたが、それでもコロナ対策の席間隔のなか
一定の客入りはあった感じです。
東京・銀座にある名門音楽スタジオ「音響ハウス」の設立45周年にあたり、往年の超大物ミュージシャンたちのインタビューや、長年現場で働き続けるエンジニアへの密着などから構成された音楽ドキュメンタリー映画。
劇中ではまさにこの映画の主題歌である「Melody-Go-Round」という楽曲の制作が進んでいく様子を追いかけながら、スタジオの魅力に迫ります。
スタジオ全盛期のサウンドが溢れ出す最高の1曲です。
映画館の音響で聴くととりわけ素晴らしさを堪能できますね。
音楽の豊かさを継承する、マジックが起きるスタジオという場所。
今では我々作曲家も「在宅勤務」がほとんどになりましたが、かつては作曲家も(そしてもっといえば編曲家はそれ以上に)スタジオという仕事の場があった・・・。
未来にその叡智を活かし、スタジオの音響空間、ヴィンテージ機材、そして何よりもエンジニアさんの技術や経験という有形無形の資産をどう受け継ぎ、発展させていけばよいのか。
まさに今回の映画自体が音響ハウスさんの未来を見据えた、柔軟な発想によるブランディングだなと思いました。
いつか仕事でお邪魔させてください!
音響ハウス。