「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

生オーケストラの素晴らしさと、指揮者という「究極のディレクション」

こんばんは、作曲家のペンギンスです。

昨夜は素晴らしいコンサートでした。
といってもポップスではありません。

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赤坂・サントリーホールで、クラシックのフルオーケストラの演奏会でした。

NHK交響楽団12月公演@サントリーホール
指揮:井上道義
演奏:NHK交響楽団
プロコフィエフ「シンデレラ」より抜粋
チャイコフスキー「交響曲第4番」

生楽器の、マイクもスピーカーも通さない音が、サントリーホールのすばらしい音響空間のなかでナチュラルリバーブだけで響き渡る時間は、まさに至福でした。僕はクラシックのなかではフランス近現代ものが結構好きで、正直あまりプロコフィエフやチャイコフスキーのようなロシアの音楽は聴いてこなかったんですが、改めてその豊かな響きの表情とロマン溢れるメロディーや和声は素晴らしかったです。

なんとチケットは3列目中央で、前から2列はコロナであけてあるので実質最前列ど真ん中だったので、演奏中はずっと指揮を観察し、楽器ごとの定位とリバーブ感を楽しんでいました。

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そして指揮の井上道義さん、70代になってもなお指揮台の上で飛び跳ねる、睨みつける、おどけてみせる、踊る!w あとからクラシックファンの方に聞いたのですが、なんとバレエを踊ったご経験もお持ちの方だそうで、そりゃ体幹強いわけだ・・・

古典(クラシック)を解釈し、自分なりのビジョンを持ち、それを全身で楽団に示す・・・指揮って、数百年も続いている究極のディレクションですね。井上道義さんの指揮は、チャーミングなリーダーシップという言葉がぴったりでした。

Wonderful Nightでした。Bravo!

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