「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

200曲。

こんばんは、作曲家のペンギンスです。

今年は200曲以上書きました。

コーライティングが主ですが、ひとりで作った曲もちょっとあるし、トラックメーカーにまわることもたまにはあった、みたいな感じです。

人数的には2人か3人が多かった。3人多かったな。4人以上は減りました。

200曲つくってみて思ったのは、なんだろうな、100曲つくったときと実は、あまり「時間的な負担どうこう」「体力的な負担どうこう」という、ミクロの実感の話には、あまり差はなくて。

それよりも「どれだけコーライトメンバーに、その曲を作る意味を感じてもらえるか」「どれだけ自分のなかで、その曲に情熱を注げるか」が問われるなと思いました。

なので1年で200曲つくる上でいちばん大事だったのは、200の「うおおおお」を作り出すこと笑。

あ、すいません、よくわかんないですよね笑

1曲ごとに、曲の軸となる「うおおおお」・・・つまり、わけもなく興奮する、感動する、エモくなっちゃう、みたいな「感情のコア」が欠かせないと思っていて。

で、200曲つくっていくなかで、そういう「感情のコア」もなしに手だけ動かすことだけは、しないようにしてきたつもりで。

だから200の「感情のコア」を、探す、作り出す、あるいは消えないように守る、みたいなことが、きれいごとではなく今年一番苦労したポイントでした。

そのためにわざと寝てみたりわざと歩き回ったり、怪しい行動もしたと思いますw

でもなんだろうな、作曲家という仕事にとって一番大事なのは、「感情のコアをいくつ産み出せるか」なんだな、という気がしました。

2022年、どうやって仕事をするか、その指針はまだ考え中ですが、今年を振り返ったときに、いちばん思い出すのは、感情と向き合おうとするその時間でした、というお話でした。

 

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