「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

坂本龍一さんを偲んで

こんにちは、作曲家のペンギンスです。
こんなタイトルの記事を書くのがとても悲しいです。

「世界のサカモト」「教授」と称された日本音楽界の重鎮にして大先輩というのもおこがましいほどの大作曲家である坂本龍一さんが亡くなられました。

私と教授の音楽の出会いは中学のとき(1997年)で、当時部活の後輩が持っていたCDを貸してもらってカセットテープで何度も聴いたのが始まりだと記憶しています。確か「the very best of gut years 1994-1997」だった気がします。

The Very Best of gut Years 1994-1997

The Very Best of gut Years 1994-1997

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大好きなポップスのようで、それでいて子供時代から慣れ親しんだクラシック音楽のようでもあり、その響きは格調高く、なおかつシンセサイザーやドラムマシンの音が衝撃的でした。

僕はすっかり夢中になって過去のアルバムを聴きまくりました。「千のナイフ」「B-2 UNIT」から「音楽図鑑」「Esperanto」「NEO GEO」などなど。そこからYellow Magic Orchestra(YMO)にハマり、さらにそこからDavid SylvianやPat Methenyなどにも触手が伸び、教授がボサノヴァをやればAntonio Carlos Jobimに出会い、教授が出ているMVからマドンナを知る・・・という具合に、次々と僕の音楽の触手が伸びていきました。

一番好きなアルバムは・・・迷うんですが「音楽図鑑」か「未来派野郎」をぜひ聴いていただきたいです。

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こうして僕は教授の音楽から、より広大な音楽の世界へと誘われ。そして教授の対談本や書籍から村上龍、浅田彰、そしてJ.L.ゴダールなど哲学、文学、映画、思想へと楽しみの幅を広げていくことができました。

中心にはいつも教授がいました。

坂本龍一さん、本当にありがとうございました。
どうぞ安らかに。