こんばんは、作曲家のペンギンスです。
夏といえばジントニック(年中言ってる。
作曲家っていいぞぉ〜、という話をします。
バンドマンもDTMerもSSW(シンガーソングライター)も作詞家も?ちょっと作曲家の世界をのぞいてみなよぉ〜、という話をします。
僕は昔ボカロP「PENGUINS PROJECT」として5〜6年にわたり音楽活動をしていたのですが、その頃の一番の悩みは「全部自分でやらなきゃいけない」「自分の、好きじゃないところまで世間に売り出さなきゃいけない」ということでした。
アレンジはおろかミックスまで全部自分でやる。自分の人格イコールのボカロPとして、賞賛も炎上も自己責任。売り上げは全部自分のもの。それは、もちろんサイコーに楽しいことでもあります。しかし、同時に悩みでもありました。
当時から作曲には絶対の自信がありましたが、編曲、特に最先端のビートメイキングとかが得意なわけではなかったし、ましてや歌えないし、ギター弾けないし、絵は死ぬほど下手だし、ルックスよろしくないし、服のセンスヤヴァイし、半端に歳食ってるし、これは同じボカロPとして到底ハチさん−そう、米津玄師さん-のような強いライバルには勝てっこないや。そう思ったものでした。自分の得意も不得意も飲み込んですべてをアーティスト活動に注ぐには、僕は中途半端過ぎました。
職業として作曲家をやる、というのは、感度の高いクリエイターの中では正直、今そんなにアツい選択肢ではないと思います。YouTuberになって全ての権利を自分で確保しつつ毎日動画をアップして大成功するとか、それこそボカロPや歌い手的な活動とか、はたまたInstagramerやTikTokerとしてインフルエンサービジネスで成功を収めるか。。。そういった道のほうが「イマドキで、時代をよく理解している」という風に映ることだと思います。実際そうだなぁと思います。
ただ人間は、時代がどんなに移り変わろうとも自由気ままに生まれ変わって人生やりなおすことはできません。人間には向き不向きがあり、それは時代の流れよりも逆らえないものだと僕は思います。僕が絶対的な自信を持てるのはライブステージでの輝きでもニコニコ動画での再生数でもインスタ映えするライフスタイルでもなく、ただ作曲だけでした。こういう人間って、もてはやされないだけで今も昔も絶対数は変わらないのではないかと思います。
そんなことを半分は論理的に、半分は感覚的にとらえて、「作曲家という職業にミニ・ジョブチェンジしてみよう」と思ったのが今からもう7年前のことです。その時に出会ったのが「山口ゼミ」でした。
実際に門を叩き、作曲家という世界に入り込んでみて、「これはイケる」と確信しました。なにせ「ヒットを目標にJ-POPを作曲する」という人生でいちばん得意なことだけをやっていればよいのです。どんなにYouTuberがもてはやされ、歌い手がヒットし、SNSと動画の時代になっても、だからそれに合わせて生きることができるかどうかはまた別の、個人の向き不向きの問題です。
作曲家という職業は、僕にとってきわめて自由な生き方です。自分の人間性ごと背負って生きていくアーティストにはなれなくても、作曲家として「昨日は可愛い女性アイドルの曲を書き、今日はイカツイ男性ラッパーの曲を書く」という風に無数の変化を毎日経験することは、ぼくにとって究極の自由です。作曲という得意技を通じて、何者にも変身することができることは、本当に幸せです。
僕と同じように「いやぁ、曲だけ書いて生きていたいよ」という人は感触でいうと、結構多いのではないかな、と思います。あなたのその眠っている作曲の才能が、一体どれほどのものなのか試してみませんか。
上記オフィシャルサイトにて「説明会の申し込み」と「受講そのもののお申し込み」の両方がそれぞれ別のリンクになっています。
説明会:7月11日 14:30-15:30
講座:7月25日〜9月20日(全5回予定)
みなさまの応募を心よりお待ちしております。