「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

「夜は短し歩けよ乙女」みてきました

おはようございます、作曲家のペンギンスです。

昨日は東京・初台の新国立劇場で、舞台「夜は短し歩けよ乙女」を観劇してきました。
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ごぞんじ森見登美彦さんの名作小説を、ヨーロッパ企画の上田誠さんが脚本・演出を手がけ舞台化。主役は中村壱太郎さん、「黒髪の乙女」に乃木坂46の久保史緒里さん、そして強烈なキャラの「李白様」に竹中直人さん笑、という豪華メンツです。

4年前に星野源さん、花澤香菜さんなどの声優陣で映画化されたときも、湯浅政明監督のすばらしい世界観にうっとりしたものですが、舞台もたのしい!

社会状況的に歓声なしの公演でしたが、客席は通常配置で良い盛り上がりでした。しかし竹中直人さんというのは本当に唯一無二の極みですね笑、登場するだけで全部もっていってしまいます笑

すてきな時間でした!

出先での「iPhoneからの音源チェック」どうしてます?

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

作曲家の仕事をしていると、今すぐ急いでこのデモを確認しなければ、、、ということがよくあります。ひとりで作ってる場合は仮歌さんのテイク確認とか人のデモ聴いて相談に乗るくらい?ですが、コーライティングの場合は相手がいるので特にこの「出先での音源チェック」が問題になります。判断が遅れると相手を待たせることになるから帰宅してからでは遅い、だけどこちらは外出してるから正確なスタジオ作業時のモニターでは聴けない、というわけですね。

曲作りの初期段階、全体のイメージやメロディーの良し悪しが大切な段階では音質にそこまでこだわる必要がないのでスマホのイヤホン(AirPods Proなど)で十分ですが、ミックス段階に入って細かなニュアンスを確認する、という段階でそれを出先でやるのは、それなりにコツがいるなあと感じた今日この頃です。

なるべく自宅でチェック可能なスケジュールで制作、コーライト出来ればベターであるとして、さてともかく実際問題として「外出中にチープな環境で今すぐミックス方面のチェックをしなければならない」としたら、どんなコツがいるのかを考えたいと思います。

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【普段からイヤホン「でも」チェックしてみる】
これが結構大事だなと思いました。結局イヤホン等のチープ環境でチェックして何が問題かというと「正確に確認できない」ことなわけですが、じゃあなんで正確に確認できないのかと考えると「普段と違うから確認できない」という話に言い換えられるんですね。「この聴こえ方は普段のモニター環境だったら、どう聴こえるのだろう?わからない・・・」となっているから外出先で困るわけです。
ということは「普段からモニター環境+チープ環境の両方でチェックする習慣をつけておく」ことによって、チープ環境でこう聴こえる場合、モニター環境ではこう聴こえる、という変換式のようなものが耳に備わってくるわけですね。これがあれば、ある程度チープな環境でも「これはきっとモニターだとこう聴こえるな」という脳内変換が可能になります。
事実すぐれたトラックメーカーを見ていると、海外などで最高のモニター環境で爆音で音楽を聴いた日々があって、帰国後に今度は同じ曲を日本の住宅事情の中で小さな音で鳴らすことで脳内変換式が成り立ったから、「チープな環境でも耳の下のココが震えたらローがちゃんと出てるからOK」みたいなw、その人なりの変換式を持ってるケースがあります。


【良いイヤホンを用意しておく】
めちゃくちゃシンプルなのきました笑。ベストは尽くしましょう。良いイヤホンならばだいぶチープ環境をチープ環境なりに向上させることができます。ちなみに私は長年にわたってSONYのMDRシリーズというイヤホンを使っていましたが、ある日Air Pods Proを耳に入れてしまったのが最後、もうAir Pods Proと一生生きていく覚悟です笑。イヤホンについてはワイヤレスに一度変えてしまうともう二度とワイヤードなやつは使えません。断線問題もないしワイヤレスに限ると思います。


【何をチェックしたいのか意志を明確にしてから聴く】
「普段から」とか「機材選び」とか、「そもそも論」が連続しましたが、今すぐ今日からできる行動面での変化といえばこれじゃないでしょうか。音源チェック、という時に「なんのためにチェックするのか」「具体的に音楽のどこをチェックするのか」ということをハッキリ意識して聴くことが大切ということですね。たとえば「ミックスチェックの時はまずボーカルに集中する」とか、もっと具体的に「歌詞が全部聴き取れたらOK」とか、「ダンスミュージックのkickは単体で聴きとれたらOK」とか、「リファレンスと続けて聴くことを必ずする」とか、なんでもいいです。自分なりにルールを持って、どんな時でもここは外さない、というチェック項目を頭のなかに持つと良いと思います。


【フィードバックする時には相手に「出先でこういう環境で聴いたのですが」とひと言添える】
そして最後にコミュニケーション論になります。自分がチープ環境で聴いている場合、コーライト相手にそれが伝わるように一言付け加えておくと親切だなと思います。「すいません今出先なんでちょっと一旦iPhoneで聴かせてもらったんですけど、これだとボーカルがちょい小さいかなと思いました。そちらの環境だとどうですか?」みたいな。相手もこちらが出先で聴いているとわかれば「iPhoneでそう聴こえるってことはモニターだとこれこれこういう風に聴こえてそうだな」みたいな、それこそその人なりの変換式にかけてくれますので、こちらの言ったことを誤解なく相手に伝えられると思います。

いかがでしたでしょうか。再び外出することも増えてくるであろう今後、改めて「出先で音源をどう聴くか?」について、ひとりひとりがマイルールを持てるとよいですね。

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【1周年】再掲!「仮歌発注、ここに気をつけよう!」

こんばんは、作曲家のペンギンスです。

今からちょうど1年前に、このブログ史上最大にバズった記事がUPされました。それがこの「仮歌発注、ここに気をつけよう!」です。

作曲家にとって避けては通れないシンガーさんへの仮歌発注について、その理想やデータの実際の注意点などを詳しくまとめた記事で、作曲家サイドからも、そしてそれ以上に発注を引き受けるシンガーさんサイドからも好評でした。

www.penguins-cowriting-days.com改めてこちらにリンクを貼っておきますので、よろしければぜひ、読んでみてください!

【6/12開催・無料・オンライン】「作曲したい人のための、今からでも間に合うDTM超入門」

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

去年リモートで開催した「はじめてのDAW」「予算30万でゼロからDTM」といった切り口の講座群が好評だったので、今年もやってみます。

というわけで、、、

6月12日に無料オンライン講座「作曲したい人のための、今からでも間に合うDTM超入門」を開催します!

tcpl.jp
こちらの講座の開催概要としては以下のとおりです。

日時:2021年6月12日(土)14:00〜15:30
費用:無料
方法:オンライン(ZOOM)
申込締切:2021年6月11日(金)17:00


こちら申込は上記東京コンテンツプロデューサーズ・ラボのHPか、
下記のPeatixイベントからの申込、どちらかでOKです!

inttro-dtm.peatix.com


内容としては、作曲を今の時代に始めるとしたら、まぁDTM、DAWは避けて通れるはずもないよね・・・ということで、デジタル世代の音楽クリエイターの「はじめの一歩」的な内容を、DTM/DAW中心に、すげー具体的にお話するよ、ということになります。

機材選びから、作曲で挫折しない方法、さらには具体的に生活のステップ、キャリアステップとしての作曲みたいなことまで、会話のなかで少しは触れられたらなと思っておりますです・・・。

ぜひぜひよろしくおねがいします!

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ギター弦交換

おはようございます、作曲家のペンギンスです。

先日このブログでも紹介した通り、待望の自分のストラトを買ったわけですけど、代わりに1年ほど借りていた知人のテレキャスをついにお返しすることになりました。ありがとうございました。。。

 

そのまま返すのもアレなので、せっかくなので勉強にもなる良い機会ですしちゃんと弦を交換してお返ししますよ!

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工具を用意。これだけで大丈夫。弦を切るニッパーと、ペグをまわすストリングワインダーが一緒になってるやつ。
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パチン!
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そのあと弦を取り外してお掃除したら、6弦から張ってチューニング。

僕はギターのど素人なので詳細な説明はプロフェッショナルギターテクニカルさんのブログや動画に譲りますw
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なんとも手間取り1時間以上やってた気がしますがバッチリチューニング合って作業完了。

ちなみに慣れてるギターメンテの人とかはタイムアタックで4分(!!!)とかで弦交換してました。慣れですね!

おもしろそう、Israel & New Breed

おはようございます、作曲家のペンギンスです。

最近イスラエル&ニューブリードっていうゴスペル系のグループを見つけて、少しずつ聴き始めてるんですが。

open.spotify.com

なんというかこれすごく好きです!

 

ゴスペルシンガーのイスラエル・ホートンとゴスペルグループのニューブリードによるユニットということらしいんですが、ホートンのおそらくは職業作家的な器用さが出ていて、たんなるゴスペルとかチャーチミュージックじゃなく、非常にバランスの取れたポップスとして成立していて。

 

当然グルーヴィーでもあるし、でも加えてポップス特有のキラキラ感、わかりやすいメロディーもあったりして。

 

完全な思いつきですけど、これ多分イギリスにおけるBrand New Heaviesみたいなアシッドジャズの文脈と、全然ルーツは違うけどアウトプットは似てるなぁって思ってるとこです。

 

数ヶ月前にハマったGrace Jonesともなにか惹かれ合うものが。

 

とにかく、もっと聴いていこうと思います。f:id:PENGUINS_PROJECT:20210526070147j:image

 

大型企画、準備中!

おはようございます、作曲家のペンギンスです。

 

現在、ブログの企画を準備しています。

読み応えがあって、継続的で、読んだくれたひとに、やくだつ。そういうものになるように準備を進めています。

 

来月あたりには早速スタートできるようにと思ってます!

うふふ。

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