こんばんは、作曲家のペンギンスです。
昨晩公開したこちらのエントリが大変多くの方に読まれているようで嬉しいです。
【保存版】仮歌発注、ここに気をつけよう! - 「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々
特に仮歌を歌われてる仮歌さんからのリアクションがとても多かったです。
ほかにも発注する作曲家さんからのつぶやきもありました。
というわけで、「仮歌発注、ここに気をつけよう!」に対するリアクションをご紹介しつつ、適宜追加でお話させてください。
※以下のTweetはTwitterの規約に基づき、Twitterの公式機能である「ツイートを埋め込む」で吐き出されたHTMLソースです。
まずはこの方から。
感動して泣きそうです!!!!笑
— 加藤はるか☆宅録仮歌シンガー/心理カウンセラー/TSUKI PRODUCTION Haruka.k (@ahaharuka_k) June 3, 2020
ペンギンスさん、ありがとうございます😭😭😭✨
仮歌やってる方&これからやりたい方も是非読んでください!! https://t.co/c2k4T6mmxS
はい。女性仮歌といえば今この方でしょう。加藤はるかさんです。いつもお世話になっております。月間で合計したら100曲を優に超えるであろう仮歌依頼をとんでもねぇ速さで正確に引き受けてくれるはるかさん。ちょっともうここ2年くらい、はるかさん無しでの仕事は考えられないぜっていう感じですね。速さがウリの方でもあると思うので、今回のような仮歌依頼の注意点はきっと誰よりも痛感されているのではないかと思います。そんな方にも響いたようで嬉しいです!
これに書いてあることを全部やってもらえれば何の問題もストレスも無く仮歌録れます!
— Yui Mugino🌾 #blacklivesmatter (@YuiMugino) June 3, 2020
仮歌発注することがある方は必ず読んでもらえると大変ありがたいです!
ペンギンスさんさすがです👏🏻👏🏻👏🏻 https://t.co/UNA9pM7q8I
スーパーシンガーにしてコーライティングではmilet「us」などのトップライナーでもあるYui Muginoさん。こう言っていただけるとこちらこそありがたいです・・・。いろんな人の参考になることでいろんな場所がスムーズになるとうれしいんだな。。
ネットでやるが難しいの。。。。。 https://t.co/htiXhfKVqI
— K IGARSHI イガラシと申します!!【MusicComposer】 (@kigarashi03) June 3, 2020
そうなんすよね。そもそもなんですが、仮歌「発注」しなくても、仮歌さんを家に呼んで歌ってもらうとか、スタジオでその場で曲を覚えてもらって歌うというパターンも全然アリです。どんな時でもオンライン発注と決めつけず、「ていうかスタジオで録りませんか?本気なんです!」というオプションは持っていてよいと思います。
もっとも優れたシンガーさんは大体自宅でセルフ・ディレクションで宅録できますし、コンペのデモ、という位置付けだとどうしても効率が大事になってくるのでオンラインで発注しちゃいますが、ぼくも立ち会いRECはすごく好きですし、そこで曲が一皮むけたな、という思い出もあったりします。
ただ、今はコロナの影響で「オンラインでできることをわざわざ会いに行ってやるか?」という時代ではあるので、ちょっと短期的には、難しいチョイスですが。
相手にもよるけど私の周りは譜面の下に歌詞をかいたものを見て歌う人が多いから譜面はマスト。
— 望月ヒカリ🎹作曲家&鍵盤弾き (@mochizukihikari) June 3, 2020
手書きの注意点があれば問題なくて助かってる。
逆に仮仮歌を聴いて覚える人は耳が良すぎるからか?仮仮歌の歌唱力がないとクセとか意図してないしゃくりとかまでコピーされちゃって悩ましい事もある→ https://t.co/71Q9GWwQPE
コメントありがとうございます。「譜面は不要ではないか」という趣旨のことも書きましたが、今回一番多かった反応としては「譜面は必要なことも多い」というご意見でした。譜面、特にメロ譜の音符に歌詞をルビのようにふったものが必要というもの。クラシック出身の方、劇伴系のキャリアの方や仮歌仕事の経験が長い方など、さまざまなバックグラウンドの方がいらっしゃるので、こちらの状況とあちらの状況を両方把握して、その場でのベストな納品物のチョイスができると良いなと思いました。その「ベストな納品物(資料)のチョイス」については、
新規でこの人に頼みたいな〜って思った時に、その人がどういう資料が必要なのかがわかるサイト?ページ?があると便利かなとも思ったり。とはいえ歌手は楽曲を言葉で歌える唯一の存在なのでホント、リスペクトしかない😭🎙
— 望月ヒカリ🎹作曲家&鍵盤弾き (@mochizukihikari) June 3, 2020
というご意見があり、これはなるほど、と思いました。ココナラさんとかだとおそらくプロフィールページ的なところに料金表と一緒に依頼方法を書いていらっしゃる方が多いと思いますが、そういうものが一般的になればよいのかなと思います。はじめて頼む仮歌さんだと、料金表と依頼方法が個人ブログとかの固定ページにのってたりすると安心します・・・。
充実した良い記事でした。
— 細井 涼介@アカペラ研究室「LET'S A CAPPELLA AGAIN」 (@ryosk_h) June 4, 2020
譜面に関してはあった方がスピーディー、スムーズに対応出来る方も少なくないので、あった方が親切な気はしますね。
それか無しが基本ではなく、初めて依頼する人には必要か確認が良いかと思います。 https://t.co/ffSJ6JshPc
アカペラ大魔神の作家仲間、細井涼介さんからも「譜面はあったほうが親切」というご意見いただきました。確かに初めて依頼する人には確認すると良いですね。譜面・MIDIあたりはそういう事前確認の対象になりそうです。
これはとても役立ちます。ビシャモン、歌詞書くのも歌って編集するのも、コーラス付けるのも速いけど、仮歌仕事躊躇するのはこれ。
— 何度も手洗い☆ビシャモンベイベー (@BISHAMONBABY) June 4, 2020
元事務所では作詞する際、作家さんのデモでシンセメロがオケに埋もれてて聞き取りにくい、洋楽っぽい作詞ではまりが難しいので歌って納品しましょうか?を断られる等。 https://t.co/ErukZD39fu
貴重なお話です。ツイート後半の作詞家さんのお仕事で出会う作曲家のシンセメロ・デモのお話、これも作詞家の方からすごく沢山声をいただきます・・・。そう、「仮歌さんへの発注がちゃんとできるってことは、作詞家さんへの発注も親切にできるようになる」という側面もあるんです。もっとひろげちゃえば仮歌発注がちゃんとできればディレクターさんへのプリプロデータの納品や、ミックスエンジニアさんへのTD用パラデータの納品にも応用ができます。いろいろなことがつながりあってるからこそ、データへ注意を払うことができるのは、一粒で何度もおいしい有意義なスキルだと思います。
受注する側だけどめちゃくちゃ勉強になった…!サービスページ少し書き換えようと思う…。 https://t.co/RTwDApcyQW
— 転寝こより🐱💤ハゼ馳せる果てるまで🐟 (@U_Koyori) June 4, 2020
あざす!笑 発注側も受注側もハッピーになれるといいですよね!
めちゃくちゃありがたい記事😭
— 安田みずほ🌸宅録OK歌手🐱シナぷしゅ「これだ~れの?」歌ってるよ! (@ysmizuho) June 4, 2020
仮歌を依頼する(可能性がある)作曲家様ぜひご一読を🙏
↓特に共感した点
・インスト必須
・データの頭を揃える
・仮仮歌の音の長さはガイドと揃える
・ガイドメロはオケに埋れない音
・ハモリは必須箇所だけ
・歌詞はテキスト(word.PDF等)でも送る#仮歌あるある https://t.co/ALJECpwwHT
ほめていただきありがたいです。てか、インスト送らない人いるんですねwww いやあ、世の中色々な人がいるなぁ・・・。
結構こういうデータを丁寧に作りましょう系の話って「それは音楽の本質じゃない」という声が出たりするんですが、例えばここで書いてくださってる「仮仮歌の音の長さはガイドと揃える」という話とかって、これ、ノートオンだけじゃなくてノートオフもグルーヴの要素である、という音楽の根本的な話を理解していれば、おのずと気にするはずなんですよね。なのでデータを綺麗に丁寧に!というのを単なるルール論ではなくて、音楽に直接の影響があるものなんだというふうにとらえると、大事にしようという気持ちにもなるのかなと思います。
すごい…共感しかない…
— 池田奨 (@ikeshow) June 4, 2020
よく歌うメロの音がどれかわからんやつあったなぁ…
歌詞の読みがかなり特殊でリテイクきたことあったなぁ…
練習用のサンプル音源がキー下げられてたこともあったなぁ…
頭そろってないやつはなんでなん…なんでなん… https://t.co/NQFvTBd6gi
なんか・・・すいません・・・(どこかの誰かに代わって頭を下げる
歌詞の読みがかなり特殊で、ってすごいですね。夜露死苦的なことだったんですかね笑。いやあ、なんか僕は周囲に恵まれてるんだな・・・。
メロがオケとMixされたデータしかなく、更にそのオケに使用されてる音とメロ音がボリュームも含めて全く同じで、オケなのかメロなのか区別すらつかないデータを貰った事があったなぁ。
— 星名優子 (@hosi_yuko) June 4, 2020
各データの頭出しが揃ってないのも経験ある。
「歌うこと以外にエネルギーを取られる依頼が一番困る」は切実。 https://t.co/1LUn1z0kbs
なんか、たくさんリプライ頂いた結果、だんだん傾向わかってきました。データの頭が揃ってないのめちゃくちゃ多いんですね!!!みんなそれだ!!!
作曲家のみなさん!データの頭は揃えましょう!MIDIデータは揃えにくいですが(僕も正直MIDIデータは参考程度に送るだけですが)、1小節目の1拍目にゴーストノートを入れるだけでリージョンの頭がそこに揃うなんていう気配りもありますよ〜。
そしてそう、頭が揃ってないのにきづかないのは自分で最後にDAWに取り込んで確認しないからのはず!さいごは自分が仕事をうけたつもりで、取り込んで確認しよう!ちぇっくちぇっく。
自分はちゃんとできてるか、だいぶ心配になる。いらぬ気づかいと時間を使わせてしまった方すみません。特に質問とかされないのはヴォーカルさんの方でうまいことやってくれてるからかも。。。
— やまみのり@昭和メランコリア (@yamaminori) June 4, 2020
今後の依頼の際にスムースにいくよう、保存保存。 https://t.co/Wr2ZwJ5xCm
でも、心配をされる方は大丈夫な気がします!
「次からこういうデータはこうやって送ってほしい」とはっきり言ってくださると、わたしたち作曲家も学んでレベルアップできるかもしれません。関係性の問題だし、基本お金をもらう側の仮歌さんはなかなかいいづらいかもしれませんが、黙ってうまいこと手元でデータ調整するよりも、はっきり伝えて発注し直してもらう方が良いケースも、あるかもしれませんね。
というわけで、たくさんのリアクションありがとうございました。
このブログはコーライティング(共作)に関するブログなので、作曲や作詞、仮歌(というか歌)といった要素の話をしつつ、みんなで一緒にコーライティングムーブメントを盛り上げて、ヒット曲だしてこーぜ、という気持ちでやっております。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。