「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

ひとりで曲づくりをふやした結果

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

最近、コーライトではなくひとりで曲を作る機会を意図的に増やしています。2月は、作った曲のうちだいたい3曲に1曲はノン・コーライトでした。

自分の「個人的な、フィジカルな音楽力」を確かめたい、試したい、向上させたい、という気持ちがあったけど、実際にひとりで曲づくりする習慣をもつと、コーライトが早速恋しくなる局面もあります笑

その最大のものが「待ってくれてる人がいる」ということなんですね・・・w

ひとりで〆切に向けて作ると、間に合わなくても誰にも迷惑がかからないので、基本的には「やっぱり仕上げるのやめよう」という危険な誘惑にかられるようになります笑。コーライトの最大の利点のひとつは「相手のためにも最後まで頑張ろう」という気になることなのは、コーライトを経験された方なら全員、骨身に沁みているのではないでしょうか笑。

そんな自分から逃げないために笑、まずは仮歌さんのスケジュールを押さえてしまって、「仮歌発注しなければ申し訳ない、期限までに歌を発注しなければ申し訳ない」という気持ちで詞曲を進めていきます(受動的w)。で、歌が到着すると「まぁ、歌まで録ったんだから仕上げたいよね」という気持ちが大きくなり、そして歌ものというのは歌さえあればなんとかなりますので(ほんとに)、まぁ完成するわけですね。

ただ、自分にしか迷惑がかからないとなると、本当に自分に迷惑をかけることになります。最後にどれだけギリギリにアレンジに着手しても誰もやきもきしないので、昨夜などは睡魔と戦いながらちっともアレンジが進まず、今朝〆切3時間前に起床してアレンジを始めるということになってしまいました。クオリティOKで、間に合いましたが。

多分なんですが、この昨夜のケースも、コーライトだったら眠くならなかったと思うんです。相手と「ここどうする?」なんてmessengerでやり取りしてるときって、どんな場合も常に一定の緊張感はあるので、早々眠くなるものではありません。だから結局、ひとりだと自分にかえって甘くなるのだと思います。

そんな学びを経て、夜が明けて3月に入りました。今月はもう少しトップライナーという自分のコアに立ち返って、コーライトで積極的にたくさんの曲を作っていこうかな、と思っています。

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