「曲のタイトルに死ぬほどこだわりたい(長沢)』
でも、どっちですか長沢さんは。作詞家の歌詞か、作曲家の歌詞か。ぼくがみてると、作詞家の本質があるのかなって。
長:お?笑 心はシンガーソングライターですよ。でもたぶん、コピーライターでいたい。
ぺ:そうかぁ。シンガーソングライターって、そこが不可分だものね。
長:なのでタイトルに死ぬほどこだわりたい。
ぺ:うんうん。いつも、コンペの提出ファイルみて、タイトルだけでだいたいわかるよw
長:(笑)。最高の褒め言葉です。w
ぺ:いえいえ(笑)
長:会社でもよく言ってるんですけどね、そのタイトルで下の文章見る?ってゆってます。
ぺ:タイトルは大事ですね。タイトルでコーライトインする人いていいよね。
長:タイトルコライトインしますよ。
ぺ:つまりそれってコンセプトメーカーだけど。
長:だって最初にアタッチするのは、”タイトル”ですよ。ファイル名で出会うわけです。そこに意思があるべきなんです。なので冒頭10秒とかも大事です。イントロとかね。
ぺ:大事だね。あの、挨拶ね。
長:こんな情報過多の時代に、1分半とか聞きます?笑
ぺ:前ね、hanawayaさんかな、言っていて、なるほど!と思ったのがね。「mp3再生して最初の1秒に「サー」って入ってるデモで良いやつ無い説」
長:間違いありません。それを思えば、タイトルに意思のないやつなんて。私、いつもディレクターごっこしてますよ。ディレクターの気持ちになってみんなの曲を聴くんです。それができるのもCWFのいいとこだよねー!
ぺ:ああーなるほどね。
長:で、いいね、ダメねをつけていく。10秒聞かない曲なんてザラです。
ぺ:うわ、怖いw
長:そんなことみんなやらないよねw 人を評価するようなこと笑。
ぺ:そうだね、でも、もっと人のデモ聴いたほうがいいかもなぁ。
長:この環境最高じゃないですか。
ぺ:評価というよりは、そうか!とは思いたいよね。そこもあったか!と。
長:だってディレクターと同じ立場になれるんですよw
ぺ:俺、他の事務所しらないけど。人のデモ、聴けないのかな。まぁ聴けないか。グループウェアとかじゃないと。
長:聴けるって聞いたことないです。
ぺ:そうか。じゃあ聴けないかもな。それ、デカイな。
長:そこはですね、私はナレッジじゃなく、ジャッジメントしたいんですよ。それもね、オナニー防止のためですw ジャッジメントすることで、自分の曲が目立つかどうかを考えるんです。ああ今回、仮歌で負けてる、勝ってる、メロで負けてる、勝ってる、コンセプトで負けてる、勝ってるって毎回ジャッジしてますw
ぺ:ああー俺ももっと聴こう。
「選ばれなくても、自分のなかではno.1でないと(長沢)」
長:自分で作った曲って、目立ちますよね
ぺ:そうだねえ、どうしてもね。
長:それが目立たなかったときのショックやばいですよw やべぇってなります。そこを研究します。w
ぺ:ああ、それはもう作んないほうがよかったよね。
長:そうそう。no.1でないと!選ばれなくても、自分のなかでは。
ぺ:なんかさ、そこのジャッジは一緒でありたいよね。コーライトメンバーと。
長:あー、永野さんとやりとりしますね。永野さんはどれがよかった?って。同じだったり違ったりします。w
ぺ:自分の中でさ、今回これは・・・すいません、ベスト尽くせず、みたいな気持ちになっているときに、コーライトメンバーがすごくイイ曲だねっていう話をしていたりすると、アレ?っていう。
長:あぁ、もうそれ泣ける。自分を殴りたい。
ぺ:それは何殴り?
長:ベスト尽くして!尽くせないならやめて!ってゆう怒り。でもやめれないんだよなw 日本人って、クオリティ起因でやめれるんでしょうか。コストとかスケジュールのせいにしちゃうw
ぺ:ああなるほど。ごめんちょっと整理させて。「ベスト尽くして!尽くせないならやめて!ってゆう怒り」これは自分に対して怒ってるのね?
長:でし!でもやめれたことないです。みんながんばってるのに辞めようとはいえない。つまり、ベスト尽くしてだなぁ、やっぱ。
ぺ:ただ、正解が見えないことが多いからつらい
長:間違いないです。
ぺ:リリースされた作品聴いてもわかんなかったりするしね。
長:ちなみにベスト尽くせないときってペンギンス氏はいつですか。要因は割と決まってる気がしてます。
ぺ:んーとね、最初のファーストデモの段階で考えすぎた、横の道にそれたとき、は多いかな・・・申し訳ない話ですが
長:へー!
(最終回へつづく)