「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々

コーライティング(Co-Writing)で年間100曲を完成させ、職業作曲家としてメジャーアーティストに楽曲提供しているペンギンスが、毎日のコーライティングで想うことを書いてます。

コーライティング実況中継@TIMM

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

昨日はTIMM(Tokyo International Music Market)の2日目に行ってきました。

タイトルにある、コーライティング実況中継というパネルを観るためです。

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LA在住の作曲家、ヒロイズムさんが実際にその場で海外スタイルのコーライティングを実践していくのをプロデューサーの伊藤涼さんが実況中継するこの企画。

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トラック先行で、シンセメロは使わずすぐ歌詞付きで歌う、という海外スタイルは勿論知ってたし、経験したこともありますが、改めて発見の多い90分でした。

最初にアーティストが「私は永遠について書きたい。永遠なんてないと分かっているけど、それでも永遠を信じる歌」と話し始め、「それならこんなビート?こんなコード?」とセッションが始まっていくのには正直ハッとさせられました。

音楽のこと、もっと言えば音のことやメロディーの事など、具体的な話はいつもしてたけど、コーライトメンバーと「今、どんな気持ちか」なんて話滅多にしないなと・・・。

そういう所からスタートしたセッションだからメンバーも気持ちが入るし、その気持ちから出たジャッジだから的を得たものになる。

これは日本マーケットに向けた商業的な音楽でも話は一緒だなと思いました。

あとはとにかくコミュニケーション、その場の雰囲気を良くする一言、展開を決定づける一言・・・。音を作る作業といっても、その作業をするのが人間である以上、一言で変わる気持ちがあり生まれるものがある。

スウェーデンでは細かいこともあるけど、瞬間瞬間のコミュニケーションの鮮度とスピードにこだわろうと思いました。

ある種、スポーツ的というか、つまり体調も心境もコンディションを整えて迎えたいなと。。。

 

色々学びの多い時間でした。

ありがとうございました!